最新の切削工具を一挙紹介
新製品ラインナップ
京セラが2024年に発売した最新切削工具を紹介するページです。自動盤用 突切り工具やφ1のソリッドドリルなど、バラエティに富んだ新製品が目白押しです。
突切り加工は、刃幅数ミリのインサートでワーク中心部まで加工するため負荷が大きく、びびりやすい、工具が破損しやすいなど、様々なトラブルが発生します。KGZ は、新開発のホルダ形状で強固かつ強靭なクランプを実現。びびりを抑制し、ホルダ耐久性を向上します。さらに、インサート装着の作業性にも優れます。
新材種 PR20シリーズは、溝入れ/突切り加工に特化した新PVDコーティング MEGACOAT NANO EXで長寿命・安定加工を実現します。
MEGACOAT NANO EXは、独自の成膜プロセスで高含有アルミ(Al)層の性能を最大限に発揮。コーティング成分の含有量と結晶構造を適正化することで、高温硬度を向上します。さらに、高含有アルミ層をナノ積層化することで、クラック進展を抑制し、優れた被膜靭性をもたらします。
PR20シリーズは、自動盤用 突切り工具「KGZ」 / 外径・内径 浅溝入れ工具「GBA」 / 内径溝入れ工具「SIGE」に展開。鋼・ステンレス鋼・鋳鉄加工のメイン材種として、溝入れ/突切り加工のさらなる長寿命化を実現します。
京セラのソリッドツール K-series に新たなツールが登場!KDA Mini は、形状もコーティングも刷新した小径ドリルです。
ドリル先端部は3組のマージン(トリプルマージン)が加工をガイドし優れた直進性を実現。ドリル中間部はダブルマージンを採用し、切りくず排出スペースを大きく確保しています。先端部のトリプルマージン、中間部のダブルマージンを組み合わせた「トリプル&ダブルマージン」で、高精度かつ安定加工を実現します。
φ1.0~φ2.9、最大8Dまでラインナップ。
六角穴付きボルトの座ぐり加工(M6~M30)やボーリング加工に対応する「MEF」にGMブレーカが新登場。低抵抗かつ優れた切りくず処理で、高能率・安定加工が可能です。新材種 PR18シリーズを採用し、新コーティング MEGACOAT NANO EX で長寿命化を実現します。
KAVシリーズは、独自の防振機構で優れた耐びびり性能を発揮するボーリングバーです。L/D=10でもびびりなく安定加工を実現します。シャンク径φ16~40をレパートリーし、多様なワーク形状に対応します。
ZBMTシリーズは、インサート先端角25°で倣い・ぬすみ・テーパ・V溝・球面加工など、幅広い加工に対応します。従来のVタイプ (35°) のインサートでは加工困難な複雑なワーク形状でも、高精度・安定加工を実現します。
新たに登場したサーメットインサートで、さらに高品位な仕上げ面と高能率加工を実現します。PCDインサートもラインナップしており、アルミ加工にも対応します。