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超硬からの置き換えでコスト削減

旋削加工におけるサーメット活用の勘所

昨今、超硬価格を取り巻く環境の変化により、多くの製造現場で工具コストへの関心がこれまで以上に高まっています。このような状況下において「サーメット工具」がコスト削減および超硬依存脱却の手段として注目されています。本記事では、サーメットの特性を正しく理解し、効果を発揮するためのポイントを解説します。

サーメットの基礎知識と活用のポイント

サーメットとは?

サーメット (Cermet) は、セラミック (Ceramic) とメタル (Metal) の合成語です。超硬合金に比べ、硬度が高いのが特長です。
超硬合金が炭化タングステン (WC) を主成分とするのに対し、サーメットの主成分はチタン系炭化物・窒化物などです。昨今のタングステン価格高騰の影響を受けにくく、超硬工具に代わる選択肢として注目を集めています。

 

サーメットの材料特性とメリット

高温硬度が高い
サーメットは超硬と比較して、高温環境下でも高い硬度を維持します。インサート逃げ面のこすれ摩耗や、すくい面の切りくず擦過によるクレータ摩耗への耐性に優れ、超硬インサートに比べて高速切削が可能です。

 

被削材 (Fe) との親和性が低い
サーメットには、被削材 (Fe) との親和性が低いという材料特性があります。そのため、刃先への溶着が発生しにくく、優れた仕上げ面品位を得ることができます。

 

仕上げ加工で威力を発揮

サーメットは、特に仕上げ加工において優れた性能を発揮します。仕上げ加工は、荒加工に比べて一般的に以下の傾向があります。

 

・切込みが小さく、加工負荷が小さい

・高速切削

・連続 ~ 軽断続加工が多い

 

これらの条件下では、サーメットの材料特性が活かされ、安定・長寿命・高品位加工が可能です。

 

 

 

京セラが誇る高性能なサーメット材種

京セラは「サーメットの京セラ」として、業界をリードしています。高性能なインサート材種を、選びやすいラインナップで展開しています。

 

PV720/PV730

高品位な美しい仕上げ面品位をもたらすサーメット材種です。京セラ独自のPVDコーティング「MEGACOAT NANO」で、優れた耐溶着性・耐摩耗性を実現します。第1推奨 PV720と、強靭サーメット PV730で幅広い加工用途に対応します。

 

cermet_05.png

 

 

pv720_link.png

 

 

 

CCX

仕上げ加工用材種の新たなカテゴリー。特殊サーメット母材 × 厚膜CVDコーティングの組み合わせで、さらなる高速加工を可能にします。Vc = 400 m/min の高速領域でPVDサーメットに対し優れた耐摩耗性を持ち、鋼加工の大幅な生産性向上に貢献します。

 

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