新コーティングで耐摩耗性を向上

自動車足回り部品などに多用される高硬度材の加工では、長寿命・安定加工が求められます。KBN010/KBN020は、高密着層を有する新開発のPVDコーティング MEGACOAT^® TOUGHを採用しました。TiAlNを主成分とする高耐摩耗層が、酸化/拡散摩耗を抑制。さらに、コーティングに高密着層を設けることで、CBNと高耐摩耗層との密着性が向上。膜剥離を抑制し、長寿命・安定加工を実現します。

密着層により膜剥離を抑制

切削条件 : Vc=150m/min, ap=0.2mm, f=0.2mm/rev, Dry 被削材:SCM415Ⓗ (当社比較)

新開発の高強度CBNで耐欠損性を向上

KBN010/KBN020は、新開発の高強度CBNで耐欠損性も向上。高含有CBNを専用の高純度TiNバインダで緻密に焼結することで強度を高め、耐欠損性を向上します。さらに、新母材は高い放熱性を備えることでコーティング性能を引き出します。

連続から強断続まで、幅広い加工領域をカバー

連続から強断続加工までカバーする汎用性に優れたKBN020に加え、高速仕上げ加工に適したKBN010の2材種をレパートリー。幅広い加工領域に対応し、工具集約を実現します。

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高送り×高切込みの条件下では当然、切削抵抗が大きくなるため、びびりや欠損のリスクが高くなる。そのため、従来高送り工具は、各サイズともに等高線加工時の削り残しに配慮しつつも高い加工能率を発揮できるバランスを求めた結果、最大縦切込み量が低めに設定されており、各社同様の設定となっている。